プロの仕事

 プライベートでの深刻なトラブルが妙な経緯で発覚してしまった漫画家さん、の話をwebで目にしました。

 まあネット上のヨタ話なんで、真実かどうかはさておき。その都市伝説じみた内容から読み取れる「家庭内に大きな揉め事を抱えつつ、それを伺わせぬだけのクオリティを維持して週刊誌漫画連載を続けた」という状況を門外漢ながらに想像してみたら……怒濤の尊敬の念で、全身が湧きたったのでした。同時に、自分の実力不足を、更に深く改めて何度も錐を突き立てられるように骨の髄まで思い知らされた気分です。

 ものづくりの世界、失敗や言い訳には、価値も意味もありません。他の大人の世界と同様、何事も結果が全て。だからこそプロの仕事に価値がある側面があります。あるかなきかの一瞬の爆発的きらめきより、安定した長時間の輝きの方が求められもします。メンタルやプライベートに引きずられても、引きずり返さないといけない。引きずられて倒れる人間、仕事のできない人間は、クズです。

 そして私はクズになったことがあります。だから、クズにならずプロの仕事を続けた話が、眩しくてならなかった。

 こんな風にプロの仕事について考える機会は折々にありますが……毎回、己の未熟さを思い知らされてばかりです。

 やれる人はやれる、やっているんですよね。失敗による落ち込みから抜け出せないのもプロとして失格、底の底を見ることで学べたものを次の機会に活かすしかない。

 物書き業と不動産業、二足のわらじのどちらも、人に迷惑を掛けないことを一番に。そして何度でも初心に立ち返って、必ず、自分に出来うる限りの良い仕事を。次の仕事を頂けることの意味と感謝を、忘れずに。

Filed under: 思ったこと — 陣内 17:54
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